こんにちは。
リーガルフロンティア21のWeb担当Y.Tです。
お盆休みはいかがお過ごしだったでしょうか。
今回は弁護士、法律事務所のWeb集客について解説していきたいと思います。
近年、法律業界においてもWeb集客の重要性が高まっており、多くの事務所がインターネットを活用して顧客を獲得しようとしています。
この記事では、その背景と具体的な施策、さらには成功事例や最新のトレンドも交えて詳しく説明します。
日本弁護士連合会(日弁連)の設立以降、弁護士の広告は長らく全面禁止とされてきました。
この規制は、弁護士の職務の公正性と信頼性を守るためのものであり、弁護士が自己宣伝を行うことは厳しく制限されていました。
しかし、社会のニーズの多様化や弁護士業務の複雑化に伴い、弁護士が自らのサービスを広く知らせることの重要性が徐々に認識されるようになりました。
2000年には広告規制が見直され、弁護士が広告を行うことが許可されるようになり、業界全体に広告の自由化の波が訪れました。
ホームページの作成と最適化
Web集客の第一歩は、法律事務所のホームページを作成することです。
しかし、単にホームページを作るだけでは不十分。
SEO(検索エンジン最適化)を行い、定期的にコンテンツを更新することで、検索エンジンでの上位表示を目指す必要があります。
美しいデザインのサイト
弁護士事務所のウェブサイトは、訪問者に信頼感を与えることが非常に重要です。
そのため、見やすく、使いやすいプロフェッショナルなデザインで制作する必要があります。
色使いやフォント、レイアウトなど細部にまでこだわり、クライアントが安心して利用できるサイトを構築することが求められます。
スマートフォン対応
スマートフォンやタブレットを使ってウェブサイトを閲覧するユーザーは5割〜7割以上占めており、スマートフォン対応のデザインは必須と言えるでしょう。
レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでも見やすく、操作しやすいサイトを構築する必要があります。
Googleなどの検索エンジンもモバイルフレンドリーなサイトを評価するため、SEO対策にも繋がります。
SEO対策
SEO(検索エンジン最適化)は、法律事務所がインターネット上で新規顧客を獲得するための最も効果的な手法の一つです。
キーワード戦略
適切なキーワードの選定は、SEOの成功の鍵です。法律事務所に関連するキーワードを精査し、ターゲット層に合わせたキーワードを選び出すことが重要です。
地域キーワードの活用 | 特定の地域に密着したサービスを提供する法律事務所では、地域名を含むキーワードが効果的です。 例えば、「東京 離婚弁護士」や「大阪 遺産相続相談」などのキーワードは、地域密着型の顧客を引き寄せることができます。 |
長尾キーワード戦略 | 一般的なキーワードに加えて、具体的な問題や状況に焦点を当てた長尾キーワード(ロングテールキーワード)を利用することで、ニッチな検索ニーズに応えることが可能です。 例えば、「交通事故 後遺症 慰謝料計算」などのキーワードは、特定の悩みを持つユーザーにアピールできます。 |
コンテンツSEO
SEOにおいては、検索エンジンが評価する高品質なコンテンツの作成が不可欠です。
エキスパートによる記事執筆 | 弁護士としての専門知識を活かした記事を定期的に公開することで、Googleの検索アルゴリズムにおいて高く評価されるとともに、訪問者にも価値ある情報を提供できます。 例えば、最新の法律改正に関する解説や、実際の裁判例に基づくアドバイス記事などが挙げられます。 |
オリジナルコンテンツの重要性 | 他のサイトからのコピーコンテンツは、SEO評価を下げる原因となります。 オリジナルの視点や独自の分析を盛り込んだコンテンツを提供することで、他のサイトとの差別化を図ります。 |
リンクビルディング
リンクビルディングは、SEOにおいて重要な役割を果たします。
信頼性の高いサイトからのリンクを獲得することで、検索エンジンからの評価を向上させることができます。
内部リンクの最適化 | サイト内のコンテンツ同士を関連付ける内部リンクを効果的に配置することで、ユーザーのサイト内回遊を促し、滞在時間を延ばすことができます。 |
外部リンクの構築 | 他の法律関連サイトや信頼性の高いメディアからのバックリンクを獲得することで、サイト全体のSEO評価を向上させることが可能です。 例えば、法律に関するコラムを提供し、他のメディアで紹介してもらうことで、自然なリンクを得ることができます。 |
コンテンツマーケティング(コラム)
コンテンツマーケティングは潜在層ユーザーに対してコラムの執筆や解決事例などの有益な情報を提供することで、関心を引きつけ最終的には顧客にするマーケティングの手法となります。
コラムの執筆
法律関係で悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
そういったユーザーは自分の悩み事を検索し、最も関連性の高いページにアクセスする傾向にあります。
例えば、離婚関係で悩んでいるユーザーに対して「離婚 調停」に関する有益な情報を提供しているコラムにはアクセスが多く集まり、潜在層の獲得につながることが考えられます。
コラムの執筆は大変なことも多くどこから始めていけばいいのかわからない部分も多いですが、コンテンツマーケティングのプロに手伝ってもらう事でより良いコラムの執筆が可能になるでしょう。
判例・解決事例の掲載
判例・解決事例の掲載は法律関係で悩んでいるユーザーに対して強い訴求力を伝えるコンテンツといえます。
ユーザー自身が実際に悩んでいる事象の解決事例があれば実績として十分にアピールできるコンテンツとなり得ますので、積極的に判例・解決事例の掲載をお勧めいたします。
SNSの活用
今では多くの方がSNSを利用しています。
Facebook、Twitter、LinkedInなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用して、最新情報や法律に関するニュースを発信することによってフォロワーとの交流を通じて、事務所の知名度を高め、潜在的なクライアントとの関係を築くことができます。
解決事例や実際にサービスを利用したユーザーの声、コラムの宣伝などを行う事でより広い方面でユーザーにアピールできると言えるでしょう。
オンライン広告
オンライン広告とは一般的にGoogleが行っているリスティング広告とFacebookが行っているFacebook広告があります。
リスティング広告は特定のキーワードに関連する広告を検索結果の上位(但しスポンサーという文言が付いてきます。)に表示させ、潜在層にアピールする手法となります。
Facebook広告では、年齢、性別、地域、興味関心などのターゲット設定が可能です。
特定のターゲット層に対して効果的に広告を配信し、認知度を高めることができます。
広告の掲載には大きな費用がかかり、大手事務所などでは月額100万円以上広告費用として充てているところもありますので、掲載キーワードを慎重に選定し、広告効果が無駄にならないようカスタマイズしていく必要があります。
ポータルサイトの利用
弁護士関連のポータルサイトを利用することで顧客獲得のチャンスが増えると考えられます。
ポータルサイトは多くのユーザーが訪れるため、新しい顧客を獲得するチャンスが広がります。
多くの人が弁護士を探す際にポータルサイトを利用するため、そこに掲載されることで、より多くの見込み客にアプローチすることが出来るでしょう。
また、ポータルサイトへの掲載料は、他の広告手段と比較して費用対効果が高い場合が多いです。
特に、中小規模の弁護士事務所にとっては、限られた予算で効率的にマーケティングを行う手段として有効的だと考えられます。
弊社では老舗ポータルサイト「LEGALUS」を運営しております。
弁護士の皆様の力になれるよう、日々運用、完全していますのでこの機会に是非ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これから開業・独立を考えている弁護士の皆様もWeb集客を考えていただけるきっかけになれば幸いです。
弊社リーガルフロンティア21でもホームページ制作からSEO対策、広告運用、ブランディングまで様々な場面でお手伝いができます。
弁護士の皆様にとって有益な情報を発信してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。